日本色彩教育研究会主催 令和2年度オンライン色彩教育講座「ワークショップで学ぶ色彩:新訂『色彩ワークショップ』(2020)を使用した色彩学の基礎理論と日本の色彩文化」(第1次案内)


会長 茂木一司

 「日本色彩教育研究会」は戦前から続く日本で唯一の色彩教育を専門とする研究会です。毎年開催している本部(東京)、近畿(大阪)、九州(福岡)の夏期研修会は、今年度は新型コロナウィルス感染症の影響で中止せざるを得ない状況です。そこで、この度会員や新規入会希望者に向けてオンラインによる色彩学の基礎を学ぶ連続講座を開講することになりました。本講座では2020年3月に出版した『色彩ワークショップ』(日本色研事業、2020)を使って、色彩学の基礎理論と色の活用や文化を学びます。講師は、日本色彩教育研究会の理事を中心に勤めます。会員の皆さまのほか、色彩を学びはじめたい方や、色彩の教育的活用などに興味をお持ちの皆さまにもぜひご参加いただきたいと思います。たくさんのご参加をお待ちしています。なお、『色彩ワークショップ』をテキストにご採用予定の各学校種の先生方、日本色彩教育研究会への入会を希望する方には受講料の割引と教材プレゼントの特典を設けております。併せて、ご検討いただきますようお願い申し上げます。


1.対象

日本色彩教育研究会会員、幼保小中高大学等教員、学生・院生、美術館関係者、色彩教育関係者、デザイン関係者など


2.講座名

「ワークショップで学ぶ色彩:『色彩ワークショップ』(2020)を使用した色彩学の基礎理論と日本の色彩文化」


3.講座概要

・Zoomによるリアルタイムでのオンライン講座を実施します。

・各回 定員30名程度

・1講座90分の全5回の連続講座です。

・1講座単位での申し込みは受け付けておりません。

・5回のうち、ご参加いただけない回については講座の録画を閲覧できるようにします。返金は致しかねますので、ご了承いただきますようお願い申し上げます。


4.申し込み方法

①オンラインフォームから申込→②事務局より受付受理・振込金額の連絡→③振込確認後、ZOOMのID等を連絡、及び教材の送付→④受講(8/18(火)より5回)

●事前申込制とします。申し込みフォームより入力をお願いします。

https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=j1kKRXetlU2LTvl45h_L9wmnUnvsdARIgAagdX9TowlURUUxM1hJWFpHOFpZOEtXQ0hJQURVQ0w4Ti4u

●申し込み期限:2020年7月31日(金)20:00【厳守】

●申し込み完了後、担当者より登録完了のお知らせを登録されたメールアドレスへお送り致します。併せて、請求額の確定と振込先をお知らせ致しますので、費用の納入をお願い致します。 期限までにお振込いただきますようお願い申し上げます。

●納入期限:2020年8月5日(水)【厳守】

●納入が確認され次第、教材を発送致しますので、期限までにお振込を確認できない場合は初回の講座に教材の発送が間に合わない可能性があります。ご了承いただきますようお願い申し上げます。


5.受講料・教材費

受講には、受講料と教材費(テキスト+トーナルカラー93(B6))が徴収されます。

会員は受講料が割引きされます。また、新規入会希望者および『色彩ワークショップ』をテキストにご採用いただける先生には受講料の割引と教材プレゼントの特典があります。

種別 受講料(1講座あたり) 入会金 教材費★1 合計 備考
会員・学生・院生 5講座5,000円(1,000円) 1,200円 6,200円 教材費の徴収は初回のみ
一般 5講座10,000円(2,000円) 1,200円 11,200円 教材費の徴収は初回のみ
新規入会希望者★2 5講座5,000円(1,000円) 5,000円 0円 10,000円  
テキスト採用者★3 5講座5,000円(1,000円) 0円 5,000円  

★1 教材費(テキスト『色彩ワークショップ』(日本色研事業)+トーナルカラー93(B6))は割引・送料込み価格です。

★2 申し込みフォームの中に、本会への入会フォームがあります。併せてご記入いただき送信ください。

★3 申し込みフォームの中に、ご採用いただく学校名をご記入いただきます。


6.講座内容

第1回 色彩をワークショップで学ぶ、その意味

・日時:2020年8月18日(火)19:00〜20:30
・講師:茂木一司(日本色彩教育研究会会長・群馬大学教授)、今回の担当講師全員
・内容:「ワークショップ」の学びとは何か?自分の身の回りのものでつくる色相環ワークショップを通して、色彩の基礎(色の三属性、色相環、色立体など)を学び、自分の色の嗜好に気づく。


第2回 PCCSのトーンを学ぶ

・日時:2020年8月20日(木)19:00〜20:30
・講師:赤木重文(日本色彩研究所)
・内容:PCCSは色の調和やイメージの表現を実践するために開発された色相とトーによる分かりやすいカラーシステムです。ここではPCCSの構造を学び、カードによって色彩調和を体験します。


第3回 混色と色遊びへの展開

・日時:2020年8月25日(火)19:00〜20:30
・講師:手塚千尋(明治学院大学講師)
・内容:減法混色と加法混色の基礎を学びます。ワークショップでは、混色の原理を生かした色遊びを通して手元に広がる色の世界を味わいます。


第4回 環境と色彩

・日時:2020年8月27日(木)19:00〜20:30
・講師:大内啓子(日本色彩研究所)
・内容:自宅のお気に入りの場所を探し、そこにある色彩をよく観察し、カラーカードで再現してみます。どのような色の構成になっているのか、そこからどのような印象が得られるのかをまとめてみましょう。


第5回 かさねの色目にみる日本人の色彩感覚

・日時:2020年9月1日(火)19:00〜20:30
・講師:下原美保(関西学院大学教授)
・内容:四季の移ろいを繊細な感覚でとらえた日本古来の「かさね」の色目。ワークショップでは、五感を研ぎ澄ませながら、心に残った思い出を「かさね」の色目で表現します。


※講義内容は変更されることがあります。

ページのトップへ戻る